1 墓石の大きさ、高さ、形
地面より180cm止まり、二基目からは5〜8cmづつ低い事が理想。
数基もある場合古い順に右から置く。
2 墓地の広さと形、墓石の向き
良い墓相は東から南向き。最小でも二基が立てられる広さ、やや横広
3 墓の姿(仏の様子、過去、現在、未来の人生:家運の善、悪等が総て現れます。)
供養の為の五輪塔(右)
左に一般の三段石の形
棹石…過去、現在、未来の人の姿
中石…動産を現わす
下段石…不動産を現す
芝石
墓のお掃除の時、3つの墓石に異変が有る無しをチェックする事。
異変がある場合は、専門家(石屋)等に相談し、修正する場合には早めにすること。
家族の手で修正することは危険です。
4 墓石の色と形
・御影石(種類は予算に応じる)
・黒色は良くないが、墓地全部の数から見て、黒色が1/3〜半分以上の場合は良しとする。
・赤・茶色等の石は大凶ですので十分に注意が必要。
・人それぞれの勝手な理由で変形墓を建立する時代になりましたが、御先祖の意や仏教界の意に
反しますので、後々に悪い結果が出易いので要注意。
・上蓮華や猫足形、余分な飾り刻座布団代用の石等は大凶です。
5 墓地内の様子(下記に外の物は不要)(命名入りの塔婆は折々立てる)
・墓石の周りは土が理想ですが、山砂や、白か、ネズミ色の極小の砂利で敷き詰める。
赤、茶は凶です。芝でも良い。コンクリート、セメント等は大凶です。
・墓誌等は本来は不要の物。(手前の左側面に置く)
・石灯篭は入り口に一対(2つ)
・墓地の境界石は30cm以下が理想。
・花立一対、線香立て
・カロートの底は土と砂が理想。コンクリートは凶相となります。
・水子地蔵等は左端
6 墓石に刻む字体や仏の名の位置
・字体は崩しすぎぬように注意。しっかりと、やや深めに刻む。
・先祖名は俗名が最良(棹石に彫る)男性は(表)正面を見て、右側面、女性は(表)正面を見て
左側面
・裏面中央は(冥福の為の経文)この右に仏に贈る言葉を入れても易い、裏面左には建立年月日と
施主名は下の中石裏面でも良い。
・棹石が人を表す物ですので魂が入る物です。墓誌や墓碑は単なるメモ帳と同様ですので魂は入り
ません。呉々も要注意
・墓石のクリーニングにはスポンジ等で優しく水洗いし新しいタオルでよく拭き取る事。仏事の折々と
暮に行ってください。(開運の源となります。)
A 仏壇について
・大、小に拘りなく
新しく買う時には今の家計にあわせて無理なく調える事。
・中央奥に御本尊(像や曼荼羅)
・その手前にやや低く先祖代々の位牌
・先祖代々の右端から古い順に男性の位牌、女性は左端から古い順に並べる事。水子の位牌や
仏像は下段
・位牌には表面に中央、俗名霊で記す事。右に死亡年月日、左に行(享)年令
・下段に生花一対、ローソク一対、香立
B 仏壇の設置
仏間もよいですが、ご先祖様との交流の為にも、居間が良いです。
・北か西を背にして南、東面に向くよう安置する事。
・神棚と同一の部屋はなるべく避けることが無難。
・宗派の教えである場合に神棚を上に。その真下に仏壇を設置する場合が有りますが、最も大凶です。
・同じ部屋の場合右上に神棚90cm以上間をおいて、左下に仏壇を安置してください。
C 仏壇の意義と有り方
・仏壇も、墓も霊魂の住居です。
・生きる人と同じ様に、住み良い場とする努力が必要です。
・誠の成仏霊は光となって天空に向かい、殆ど下界には姿を見せません。
・誠の成仏霊以外は生きる人として、家の中や仕事場、学ぶ場へ通い続けることが多く、仏壇の周りや
中に入ったり外に出て家族の姿を見ています。
・位牌は魂が入る物ですが、改名(俗名がそのまま入っていない事が多い)で記された位牌には、死後
の名として認めない限り、故人はその中に入ることが出来ずに生死が決められないまま空間で
生活を続け、やがて不成仏霊として苦しまれ、時として子孫へ霊障となって訴える様になります。立派
とされる改名は、成仏への妨げの原因となるばかりです。位牌には故俗名霊と死亡年月日、享年令を
表面に記す事が故人の死を認識させる一番の導きです。
・仏壇へ備える食膳は、家族の方々の食される物を少量づつ一皿に惣菜を盛り、主食となる物と汁物を
小さな器に入れる。
お茶、水、命日に当たる人の好物等を朝から夜までとか数度に上げても良いですが、上げた供物は
生きる人は口にしない方が無難です。
・先祖への誠の供養とは日々の生活を楽しく、明るい姿を見せ、仏壇に手を合わせる時も生きる人と
同様に声を出して色々なお話をし、名前を呼んであげ昔話や現況を楽しく語ることや故人の冥福を
願い、一日も早く転生に向かう事を祈念することが一番良い供養となります。
悲しい姿、争い事、愚痴多く語る姿を心にしたり、見せる事が故人を悲しませ不成仏霊を作る原因に
なり、生きる子孫に悪影響が現れますのでご注意下さい。